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飛行機に乗るのですが、宇宙線被爆というものを耳にしました。普通に搭乗していて何か影響が出る事はあるのでしょうか?

航空機で飛行中には、地上で日常的に浴びているより強い自然放射線に曝されます。この放射線強度の上昇は宇宙から来る放射線(宇宙放射線)が原因で、航路が高緯度地域にあるほど、また、フライト時間が長いほど、宇宙放射線で被ばくする放射線の量(線量)は大きくなります。
航空機での宇宙線被ばく線量を計算表示するシステムもあります。
長期間航空機に乗っている客室乗務員など、長期間この放射線を浴びることになり、これが問題視されているのですが、乗客が1・2回フライトしたくらいでは特に問題にはならないかと思われます。
どのくらいかというと、成田―ニューヨークの片道で小さいX線撮影1回くらいの放射線らしいです。
ーー以下、放射線量が同じくらいになるものを集めてみましたーー 
約0.05mSv:
ー成田−ニューヨーク片道で浴びる宇宙線量
-航空機に乗っていて普通クラスの太陽フレアが起こった時に浴びる量
ー健康診断の時の最初の小さいX線撮影1回分

0.2〜0.6mSv:
ー 東京に住んでて1年に浴びる宇宙線の量
ー 胃の検査の時のX線撮影1回分
ー 宇宙にいて普通の太陽フレア粒子を1発分浴びた時の被爆量

2〜7mSv:
ー 地上に住んでいて1年に浴びる自然放射線量の合計
   (宇宙線以外にも地上の鉱物とかからも浴びる)
ー 飛行機に乗っていて10年に1回クラスの大フレアが起こった時浴びる宇宙線
ー 胸部X線CTスキャン1回で浴びる放射線量

ただ、懸念されているのは「太陽フレア」と呼ばれる一種の巨大爆発現象で、この時はレントゲン10回〜100回分の宇宙線を浴びることになるそうです。

posted by: 医療法人清信会 | 歯科放射線 | 00:13 | - | - | - |

撮影に使ったエックス線はどこに行くのでしょうか。


撮影に使ったエックス線はどこに行くのでしょうか。世の中を飛び回っていると考える人は少ないと思います。少なくとも、撮影直後のエックス線室に入るのが気がかりな方はおられると思います。理性的に考えれば安全だということは分かるのですが、気がかりは残ります。ここではそのような不安はないことをお話いたします。

  エックス線はその進路において、壁などの物質と相互作用を生じます。平たく言えば、空気の分子を含めて進路上にある物質にぶつかります。空気は密度が薄いので非常に長い距離を走行してからでないと相互作用を生じませんが、密度が高く重い物質であればあるほど相互作用の頻度が上昇します。診療に用いるようなエックス線は、コンプトン散乱(コンプトン効果)、トムソン散乱(トムソン効果)、そして光電吸収(光電効果)の三者が相互作用として上げられます。コンプトン散乱は、エックス線がそのエネルギーの一部を失いより低いエネルギーのエックス線となって進路が変わるもの、トムソン散乱は、いわゆる乱反射(最初と同じエネルギーが維持されるが進路が変わるもの)、そして光電吸収はその名の通りエックス線が物質(電子)に取り入れられてエネルギーすべてを失うことをさします。

  エックス線は、発生すると直後からこの散乱と吸収を繰り返して徐々に減衰していくわけです。ここでエックス線の進む距離を考えましょう。光は1秒間に30万km進むといわれていますが、エックス線も同じ電磁波の仲間として同じ距離を進みます。エックス線室の壁から壁へ、あっという間に相当数往復するわけで、その間に散乱と吸収が繰り返されるわけですから、それこそあっという間に消滅します。光電吸収し終わった状態を消滅といいますが、例えば10mが最大長の部屋の中で、3回の散乱で消滅すると考えると、1000万分の1秒、すなわちスイッチを切ったとたんにエックス線は消滅しているわけです。ちょうど、部屋の電灯のスイッチを切った場合すぐに光はなくなりますが、それとほとんど同じように消滅しているわけです。

エックス線室に入る場合には、ビクビクしながら入る必要はありません。

(テーマーパーク8020より)

posted by: 医療法人清信会 | 歯科放射線 | 05:03 | - | - | - |

放射線の被ばくによるリスクはどのように考えるべきでしょうか。

被ばく(被曝)によるリスクはどのように考えるべきでしょうか。ここでは二通りの例えで話しておきましょう。第一には癌の発生のリスクです。確かに放射線を大量に浴びると癌の発生のリスクが増えます。歯科の被ばく(被曝)でどの程度の癌が発生するかを検討した結果、1年間に日本国民の1人以下が癌病変を生じていると考えられるという推定があります。これは年間1億枚程度の歯科用撮影(小さなフイルムで歯の撮影を行う)と1000万枚のパノラマ撮影による総計からの推定です。癌には放射線による癌、自然発生した癌、例えば化学物質など刺激による癌、これらが含まれますが、癌の性状に変わりはなく、各々の症例について原因を特定することはできません。ですからこれはあくまで推定です。しかしながら、非常に少ないリスクしかないことが分かると思います。すべての行動にはリスクがついています。例えば街を歩くことにも交通事故に巻き込まれる危険が潜在していることを考えれば、「診断」に必要なエックス線被ばく(被曝)は現在低く抑えられているということができます。

  第二の例えは、自然放射線への年間被ばく(被曝)についてのものです。われわれは生活をしている中で、自然放射線に被ばく(自然放射線被曝)しています。放射性同位元素が環境の中に必ず存在していますし、また、宇宙線という放射線が宇宙を飛び回っていることは、小柴先生の「スーパーカミオカンデ」の話で有名です。
歯科医院で行われる撮影による被ばく(医療被曝)の量は、実は、年間の総被ばく(被曝)線量をさほど増加しているわけではないことが知られています。毎週毎週パノラマ撮影を行うような無謀なことをしない限り、歯科医院における放射線被ばく(被曝)は安全と考えられます。もう一つ、自然放射線量は地域によっては日本の10倍近いところがあります。疫学検査で統計をとり、その地域の癌の発生率を求め、日本のそれと比較検討しますと、癌の発生率は誤差範囲内にある、つまり有意差がないという結果が得られています。数字のマジックであり、実情を反映していない可能性も示唆されますが、現在のところ、有効な考え方であると思われます。さらに、最先端の研究ですが、少量の放射線被ばく(被曝)が体にどのように影響するかの検討を行っている一部の学者からは、放射線ホルメシス(放射線のホルモン的作用)という考え方も提唱されています。少量の放射線は体に害にならずに逆に益になるという考え方であり、各種の証拠も出されつつありますが、今はまだ研究の成果を見守るべきであると考えられます。
(テーマーパーク8020より)
 

posted by: 医療法人清信会 | 歯科放射線 | 06:09 | - | - | - |